TROUBLESHOOTING INDEX

Clashのよくある質問とトラブル対応

設定の取得元、システムへの適用、カーネルログ、ネットワーク経路まで、問題の階層に沿って順番に確認します。各回答では確認方法と次の操作を示しており、FlClashや一般的なmihomoクライアントに対応しています。

01

まず現象を確認する

クライアントが起動していないのか、プロキシが適用されていないのか、ルールの選択を誤っているのか、遠隔ノードに到達できないのかを切り分けます。複数の設定を同時に変更しないことが重要です。

02

次にログを読む

接続先、適用されたルール、実際のポリシー、エラーの種類を確認します。ログは、ウェブページが開くかどうかだけを見るより正確な手がかりになります。

03

最後に範囲を絞る

基本設定、グローバルモード、別のネットワークを使って比較します。一度に変更する条件は一つだけにし、結果を記録してください。

BASIC MODEL

基礎知識

まずクライアント、カーネル、サブスクリプション、実行モードの役割を整理しましょう。概念を正しく対応させることで、画面上の問題をノード障害と誤認せずに済みます。

4 QUESTIONS
Clash、FlClash、mihomoの違いとは?

Clashは通常、この種のルールベースのプロキシツールと設定エコシステム全体を指します。FlClashはグラフィカルインターフェースを備えたクロスプラットフォームのクライアントで、設定管理、ポリシー切り替え、システム連携を担います。mihomoは一般的な互換カーネルで、プロトコル接続、DNS処理、ルールマッチングを担当します。問題を切り分ける際は、画面操作、システム権限、カーネルの動作をまず分けて考えることが重要です。

Clash Metaと従来のClash設定にはどのような関係がありますか?

mihomoは一般的なClash YAML構造を引き継ぎつつ、より多くのプロトコル、ルールセット、DNSオプションに対応しています。基本フィールドのproxiesproxy-groupsrulesは通常そのまま利用できますが、一部の拡張フィールドは互換カーネルでのみ有効です。設定を移行する際は、まずクライアントの設定チェック機能でファイルを解析し、ログに未知のフィールドや型エラーがないか確認してください。

サブスクリプションURLとYAML設定ファイルの違いは何ですか?

サブスクリプションURLはリモート設定への入口で、クライアントの更新時に内容を再取得します。YAMLファイルは、ある時点の完全な設定をローカルに保存したものです。サブスクリプションはノードやルールの継続的な更新に適し、ローカルファイルはデバッグやオフライン保存に向いています。サブスクリプションから生成された設定を直接編集すると、次回更新時に上書きされる場合があります。長く残したい変更は、クライアントが対応するオーバーライドやマージ設定に記述してください。

ルール、グローバル、ダイレクトモードはどのように使い分けますか?

ルールモードはrulesリストを上から順に照合するため、日常利用に適しています。グローバルモードはすべての接続を選択したポリシーに統一するため、一時的なノードテストに便利です。ダイレクトモードはプロキシを経由せず、障害がプロキシ経路に起因するか確認する際に使います。切り分けでは、まずグローバルモードで単一ノードをテストし、その後ルールモードに戻ってポリシーグループとルールの適用状況を確認するとよいでしょう。

INSTALL AND CONFIG

インストールと設定

設定のインポート、システムコンポーネントのインストール、ネットワーク権限の許可は、初回利用時につまずきやすいポイントです。クライアントを何度も再インストールするのではなく、まずエラーメッセージに沿って対処してください。

4 QUESTIONS
サブスクリプションURLが突然無効になった、または更新に失敗した場合は?

まずブラウザーでサブスクリプションURLを開き、テキストが返るか設定ファイルをダウンロードできるか確認します。期限切れ、認証エラー、空のレスポンスが表示される場合は、サブスクリプション提供元でURLを更新してください。ブラウザーでは開けるのにクライアントで失敗する場合は、システム時刻、クライアントのプロキシ更新設定、ログのHTTPステータスコードを確認します。現在の不具合のある設定を更新リクエストが循環して経由しないよう、システムプロキシを一時的に無効にして再試行する方法もあります。

YAMLのインポート後に解析エラーが表示された場合、どこを確認すればよいですか?

まずエラー行を基準に、インデント、コロン後のスペース、リストのハイフン、引用符の対応を確認します。YAMLではTabによるインデントは使えないため、同じ階層のスペース数を統一してください。エラー位置が正しく見える場合は、その直前の行でコロンや括弧が欠けていないかも確認します。最近追加したdnsproxy-groupsrulesの内容を部分ごとに削除し、設定が読み込める状態に戻してから、問題のフィールドを特定します。

TUNモードを有効にすると権限不足と表示される場合は?

Windowsでは通常、管理者権限でサービスモードをインストールまたは起動する必要があります。macOSでは、システムの確認画面でネットワーク拡張や補助コンポーネントを許可してください。Linuxでは、カーネルプロセスにTUNデバイスの作成とルート変更に必要な権限を与える必要があります。許可した後はクライアントを完全に終了してから再起動します。それでも失敗する場合は、ほかのVPN、仮想ネットワークアダプター、セキュリティソフトが関連するネットワークコンポーネントを使用していないか確認してください。

macOSでクライアントやネットワーク拡張の起動が阻止された場合は?

まずインストールパッケージが現在のプロセッサーアーキテクチャに合っているか確認し、Apple Silicon搭載MacではARMビルドを優先してください。システムに起動を阻止された場合は、「システム設定」の「プライバシーとセキュリティ」で、直前にブロックされたアプリを確認して手動で許可します。TUNを有効にした際にネットワーク拡張の許可を求められた場合も、同じ設定画面で承認してください。許可後にクライアントを再起動し、複数バージョンの補助コンポーネントを同時に残さないようにします。

DAILY OPERATION

使い方のコツ

システムプロキシ、UWPループバック、速度テスト、待ち受けポートは、それぞれ異なる箇所に作用します。アプリの種類に応じて適用方式を選ぶほうが、ノードを頻繁に切り替えるより効果的です。

4 QUESTIONS
システムプロキシを有効にしてもブラウザーが直接接続する場合は?

まずクライアントが実行中で、システムプロキシに表示されるアドレスとmixed-portまたはHTTPポートが一致しているか確認します。次に、ブラウザーで独自のプロキシ拡張、固定プロキシ設定、安全なDNSポリシーが有効になっていないか確認してください。これらがシステムプロキシを回避している可能性があります。ログ画面でブラウザーのリクエストが記録されているか確認することもできます。記録がまったくなければシステムプロキシが適用されていない可能性が高く、記録はあるもののDIRECTになっている場合はルールのマッチングを確認します。

Windowsストアアプリでプロキシが使えない場合、UWPループバックはどう設定しますか?

一部のUWPアプリは、既定ではローカルホストのループバックプロキシアドレスにアクセスできません。そのため、通常のデスクトップアプリは動作してもストアアプリだけ失敗することがあります。クライアントにUWPループバックツールがある場合は、対象アプリにループバック免除を設定して保存してください。その項目がない場合は、PowerShellのGet-AppxPackageでアプリのパッケージ名を調べ、システムのCheckNetIsolationツールで免除を追加します。変更後は対象アプリを完全に終了し、再起動してください。

Clashのノード速度テスト結果はどのように判断すればよいですか?

遅延テストは通常、テスト先への接続確立時間だけを示すもので、実際のダウンロード速度とは異なり、安定性を完全に表すものでもありません。同じテスト先でノードを比較し、連続アクセス、ダウンロード、ログに記録されたタイムアウトも併せて判断してください。タイムアウトになるノードは、サーバーに到達できない場合だけでなく、現在のテスト先に対応していない場合もあります。グローバルモードに切り替え、一般的なHTTPSサイトへアクセスして再確認する方法もあります。

mixed-port、HTTPポート、SOCKSポートはどのように設定しますか?

mixed-portはHTTPとSOCKSの接続を同時に受け付けるため、アプリを手動設定する際に便利です。portはHTTPプロキシのみ、socks-portはSOCKSプロキシのみを提供します。ポート番号はほかのプログラムで使用されていない必要があり、システムプロキシのアドレスには通常、ローカルアドレスと対応するポートを指定します。LAN内の端末から接続する場合は、LANアクセスを許可したうえで、ファイアウォールの許可範囲を信頼できるネットワークに制限してください。

FAULT ISOLATION

トラブル対応

接続タイムアウト、DNS異常、起動失敗は、比較しながら原因の範囲を絞り込みます。ログを保存し、一度に一つの条件だけを変更すると、問題をより早く特定できます。

4 QUESTIONS
ノードは利用可能と表示されるのに接続がタイムアウトし続ける場合は?

まずグローバルモードに切り替え、そのノードを固定選択して、ルールが別のポリシーを選んでいないことを確認します。次に、端末の時刻、ノードサーバーへの到達性、プロトコルパラメータの不足がないか、ログに接続タイムアウト、TLSエラー、認証失敗のどれが記録されているかを確認してください。同じサブスクリプションの全ノードがタイムアウトする場合は、別のネットワークで試し、ファイアウォールも確認します。単一ノードだけ失敗する場合は、通常サブスクリプションの更新かノードの変更が必要です。

Fake-IPを有効にすると一部のアプリが通信できない場合は?

Fake-IPは予約アドレスを返し、カーネルがドメインとの対応関係を管理します。そのため、LAN検出、特定のゲームプラットフォーム、ローカルデバイスのドメイン名に依存するアプリでは互換性の問題が起きることがあります。まずログで失敗したドメインを確認し、必要なドメインだけをfake-ip-filterに追加してください。範囲の広いワイルドカードを直接追加するのは避けます。多くのアプリで異常が起きる場合は、DNSがカーネルによって処理されているか、nameserverが利用可能か、ほかのDNSツールがシステム内で併用されていないかも確認します。

クライアントが起動時にクラッシュする、またはカーネルが起動できない場合は?

まず残っているプロセスを終了して再起動し、クライアントのログディレクトリにある最後の記録を確認します。よくある原因は、プロキシポートの競合、現在のYAMLを解析できないこと、サービスコンポーネントの権限不足、古いカーネルプロセスが終了していないことです。既知の正常な基本設定に一時的に切り替えて、起動経路を確認してください。基本設定で起動できる場合は、DNS、ノード、ポリシーグループ、ルールを順番に戻し、エラーの原因となる部分を特定します。

サブスクリプションのインポート後にポリシーグループがない、またはノード一覧が空の場合は?

まずサブスクリプションのレスポンスにノード定義が含まれていることを確認します。ログインページ、エラーメッセージ、空の設定が返っているだけではないか注意してください。ノードはあるのにポリシーグループが空の場合は、proxy-groupsが定義されているか、グループ内で参照しているノード名がproxiesと完全に一致しているか確認します。サブスクリプション変換やオーバーライド後に問題が起きた場合は、変換ルールを一時的に無効にして再インポートしてください。ログの「プロキシが見つからない」「空のポリシーグループ」「フィールドの型エラー」といった情報から設定箇所を特定できます。